歯の神経の治療について Blog
新年明けましておめでとうございます。
歯の神経をとる治療、専門用語では歯内療法と言いますが、その治療方法や考え方について
歯内療法専門医の先生のもとで1年かけて勉強会してきます。先日その1回目が実施されました。
当院のコンセプトとして、ある程度年齢を重ねた時に自分の歯でストレスなくかんでいてほしいと考えています。
そのため疾病を予防することやう蝕や歯周病は早めに治療し、しっかりメンテナンスすることに尽力していますが、歯内療法については歯を残す上で非常に重要な要素です。
そもそも、神経ととったらどうなるか?というと結論から言うと将来的に抜歯になる可能性が
神経が残っている歯に比べると格段に上がります。
なので、まずはじめに行わなければいけないことは、神経を残せる状態かどうかをしっかり診断するということでした。
①冷たいものでの痛みの感じ方、②熱いものでの痛みの感じ方、③電気を流した時の痛みの感じ方、④叩いた時の痛みの感じ方、⑤歯の根の部分を押さえた時の痛みの感じ方で神経の炎症の程度を判断します。この段階である程度神経の温存が可能かをみます。
あとは実際に虫歯を除去していき、神経が露出してくるか、露出した場合はその状態から
神経をとる、神経の温存を試みるを総合的に判断します。
また順次更新していきます。興味があれば見ていってくださいね。