虫歯の予防について その7 Blog
今回は飲食回数についてお話をしていきます。
定期的に歯医者でフッ素をつけてもらって虫歯の予防をしているのになぜか虫歯になるなぁ、と感じることはないでしょうか?
実際、当院でも頑張って虫歯の予防を心がけているのですが、残念ながら虫歯ができることはあります。
フッ素は虫歯予防にとって必要不可欠なものですが、それ以外の要因が強いとやはり虫歯になってしまいます。
1日中ジュースを飲み続ける人がいたとして、その人にどんなに頑張ってフッ素をつけ続けてもやはり虫歯になります。
虫歯予防にとって重要なことのひとつとして、飲食回数をコントロールするということがあります。
ここでいう、飲食回数は砂糖が入っているようなジュースを飲むということも回数の1回に含めます。
では、一体1日何回くらいの飲食回数がいいのでしょうか?
結論は4〜5回が望ましい です。
今から何十年も前の文献ですが、1つの施設の住人に飲食回数と食事内容を管理者が管理し、虫歯の発生率を調べているものが
あります。(現代ではできない実験です)
結果は飲食回数が1日5回をこえると虫歯の発生率が増加していきます。
別の研究では、適切なフッ素の使用が出来るようであれば1日5回までは虫歯の発生率が増加しなかったというものもあります。
これらのことから、1日の飲食回数は4〜5回が望ましいと考えています。